大阪2期 廣尾敬雄さん 「事業性評価シートを高く評価して取引してくださる金融機関が増えた」

金剛ダイス工業株式会社 代表取締役 廣尾敬雄さん

先代社長と当時の経理担当者が数字に強く、厳しく鍛えられたこともあって財務分析に関しては正直自信がありました。でもそのことは経営者になった途端、それほど重要ではないことがわかりました。もちろん全く必要でないわけじゃありません。分析を人任せにするのは判断を誤ります。でも経営者が本当に見たいのは今までの苦しかった姿じゃなくて、思い描く将来の姿のはずです。

この実践財務塾で事業性評価というものに初めて触れました。そこで必要となったのは、事業内容、3C・SWOT分析、自社の進むべき方向と戦略、それと課題、これらを明確にすること。今の立ち位置とありたい姿、そこに向かうための道筋と現状の問題点、これを自分の言葉で明確にできるかが私にとっての一番の課題となりました。取り組んでいく中で、借りてきた言葉じゃなく自分の思いが正しく伝わる表現にすることに今まで注力していなかったと痛感しました。

今回の受講で得た学び、代表者になってからの10年の振り返り、共に学ぶ仲間が描く将来の姿、自分が描く本当にたどり着きたい将来の姿、ワクワクしながらこの事業性評価シートを作成しました。事業性評価シートを作成してすぐに取引金融機関に提出したところ、何よりうれしかったのは県外から和歌山工場までわざわざお越しいただけるようになったことです。何を作っているのかは長い取引の中で知っていても、これから何をしていくのか、今の課題は何か、手伝えることは何かを事業性評価シートを手にして質問されたことで、やっと経営者として認められたという思いを感じました。自信も生まれたことでこれまでできなかった交渉も少し上手になったかもしれません(笑)。その成果もあってこの事業性評価シートを高く評価して取引してくださる金融機関も増えました。話す内容も少し変わった、わかりやすくなったと社員から言われるようになりました。

今回の受講で見えるようになったのは自社の将来の姿、得たものは応援してくれる社員と仲間でしょうか。財務状況を変えるには会社の成長性や安定性を見直さないといけない。そのために今の財務を正しく把握するとともにどういう状況にしたいのか。それを自分の言葉で明確にするのが事業性評価シートではないかと感じています。儲かっている儲かってないは過去のデータ、自社を将来どういう状況にしたいのかは未来、それを財務面でも明確にすることが経営者にとって一番大切な仕事じゃないでしょうか。過去の積み上げでは求める未来はつかめませんよ。


会社概要

会社名金剛ダイスエ業株式会社
所在地【本社所在地】
〒547-0041 大阪市平野区平野北2-11-16
【工場所在地】
〒640‐1141 和歌山県海草郡紀美野町小畑144-3
URLhttp://www.kongodies.com/
事業内容小径穴・異形穴ヘッダーダイスおよび多段式冷間鍛造工具の設計・製造・販売